上野歩の著書

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葬る

鎌倉にある石材店・石浜の娘・浜尾麻衣は、施主の信頼を集める父・隆一、職人の緒方と墓石を売るのが仕事だ。高額な公営霊園から永代供養、樹木葬、散骨など、時代とともに墓への考え方も家族のあり方も移り変わっていく。これまで通りの商売をしていていいの? 麻衣がさまざまな”葬る”を考えるなか、母・曜子が倒れて――。
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お菓子の船

「お菓子には不思議な力があるんだよ」 たった一つのどら焼きが、海を越え、時代も越える。 少女の切実な願いが胸を打つ感動巨編!
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あなたの職場に斬り込みます!

ハローワーク吾妻の間宮璃子は、雇用環境・均等部千鳥ヶ淵分室に異動になった。メンバーは室長の漆原早百合、労働基準監督署からスカウトされてきた城ヶ崎以蔵とリコのわずか3名。先代社長の銅像へのお辞儀強要、レジでのセクハラ、長時間労働から突然のクビの宣告など、働く人たちの訴えに応え、リコたちがさまざまな職場に斬り込んでいく!
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料理道具屋にようこそ

自分で立ち上げたWEBデザインの会社がうまくいかず、てんぐ橋にある実家の飲食店用品店・タクミ屋に逃げ帰ってきたミチカ。しかし戻ってきたはいいものの、タクミ屋の経営状況は芳しくなく、窮地に立たされていた。「タクミ屋になんか行ったって、欲しいものはなにひとつ売ってない」。近所に店を構える小料理屋の店主にそう言われ、顧客の求める品揃えに対応できていないと悟ったミチカは、人に求められる料理道具屋に、タクミ屋を変えることを決意する。てんぐ橋の食品サンプル店で働く同級生・ユイとの再会がミチカに大きなきっかけを与え、初めはそりが合わない二人の関係にも変化が──。料理道具で人々の悩みを解決するお仕事青春小説、ここに誕生!
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天職にします!

ハローワーク吾妻に新卒採用された間宮璃子は絶賛研修中。そんな彼女の元に、それぞれの事情を抱えた求職者がやってくる。借金返済のため住み込みの家政婦の仕事を探している女性、定年退職した父を働かせたいという娘、重い病気のために大手の内定を取り消された女の子……。求職者のために奮闘するリコの成長を通して“働くこと”の意味を問う長編。
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キリの理容室

ギリギリの成績ながらも専門学校を卒業し、夢だった理容師への第一歩を踏み出した神野キリ。 しかし、キリを受け入れてくれた理容室はたった一軒。 キリと父を捨てた母・巻子がかつて勤めていた「バーバーチー」だった。 母の師である広瀬千恵子の店で働くことに複雑な思いを抱えつつも、一人前の理容師になって母を見返すために張り切るキリ。 最初は空回りして失敗ばかりで落ち込むも、様々な客と接していくうちに少しずつ変わっていき――。
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労働Gメンが来る!

清野清乃(せいの・きよの)は26歳。労働基準監督官に任命され、吾妻(あずま)労働基準監督署に配属された新米だ。働き方改革が叫ばれる昨今だが、意識の低い雇用主は多く、相談は絶え間ない。いきなり解雇されたり、給料の払いが遅れたり、ハラスメントを受けたり……。働くこと、雇うことって、こんなに難しいの? 清乃が担当する案件を通して、「労働」の本質をさぐる、最新型お仕事小説。〈カバー裏表紙より)
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鋳物屋なんでもつくれます

祖父が起こした「清澄鋳造」で働くルカ(清澄流花)は、営業担当ながら時には現場作業も行う“鋳物オタク”だ。丁寧な仕事を信条に培ってきた強みが時代遅れとされ、相次いで取引先を失い大ピンチに。瀕死の会社を守るため大胆な改革を図るが…。従来のしきたりと、経験とカンを誇る職人たち。亡き祖父ならどうするか。その足跡を辿ると、戦中戦後を必死に生きた男の姿が浮かび上がるのだった。さらに、輝く二つの“東京オリンピック”。新しい工法、新素材の製品、物語のあるモノづくり。東京・下町を舞台に、女性鋳物師の奮闘を描く。
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市役所なのにココまでするの!?

故郷の市役所にUターン就職し、工業振興企業誘致課、通称・市役所工場に配属された新人、天明未来の奮闘記。設計の仕事を志しながら意に沿わぬ部署に配属され、戸惑いながら毎日を過ごす未来。仕事もさることながら、職場の人間関係や母親との確執を経て、しだいに成長していく――。著者の綿密な取材をもとに描いた、リアルお仕事小説が誕生!
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就職先はネジ屋です

就活中のユウ(三輪勇)は、第一志望の商社を最終面接で落とされた。その後、母親が社長を務めるミツワネジ(従業員130名)に正式エントリーして、入社することになった。 前例のないことを始めようと行動するユウは、幾度もしがらみと闘いながら、仲間や業界のスペシャリストとともに新しい世界を切り開いていく。 読めばヤル気が出る!新入女子社員のモノづくり小説。文庫オリジナル。